第9回釣行記

9月24日、午前2時45分、いつもの通り、東部二村洞を出発。
今回の参加者は5名。秋夕の休みに韓国で釣りができそうにない、と判明した瞬間、釣りのために日本帰国を決めた二流三氏、毎回参加を義務付けられている(らしい?)ビギ氏、今回初参加の石兵衛氏とおかつり氏そして、私(はっち)の5名。

途中渋滞もなく、3時20分にはいつもの釣り船屋に到着。手続きをして、必要な備品を購入し4時に乗船。いつも通りの手順。順調である。

前回、場所取りに置いたクーラーを後から来たアジュンマにどけられ、狙った釣り座から追い出された二流三氏は、今度はしっかりと釣り座の確保に励む。それを見て、全員がそれぞれ自分の釣り座の確保に走る。
しかし、まわりに人は少ない。我々の他に10人もいない。そこに、釣り船屋の奥さんの「ラーメン早く食べて」の声。ラーメンを食べている間、何人か乗船してきたが全員で20名強。
これならゆっくり釣れそう、とほくそえむ一行。完全に流れは我々のもの。大漁の予感。ムフッ。
ビールで乾杯をして、仮眠に入る。

三々五々起き出し、準備に入る。我々5名は、左舷の約半分(後ろ側)にゆったりと陣取る。
7時、釣り開始。過去の経験で、朝早い時間は釣果は期待できないと学習している我々は、あせらずゆっくりとスタート。
そこで、初参加2名が対称的な動きを見せる。石兵衛氏は、あざやかな竿さばき・リール操作を見せる。
実は、石兵衛氏、伊豆をホームグラウンドにする磯釣りの大家であることが判明。淡水の国士無双氏に続き新しいジャンルのオーソリティがメンバーに加入したのであった。
一方、おかつり氏は、釣竿を触るのも初めてという絵に描いたような初心者ぶり。
どうやら「とても面白い遊びがある」と同僚の二流三氏の口車に乗せられよくわからないまま連れてこられた模様。でるか?ビギナーズラック。

がんばれ!おかつり!!

仕掛けを投入すると、糸がどんどん出て行く。潮の流れがとても早い。
100号の重いおもりをつけていても、どんどん流れて行く。船も流されるので、糸がまっすぐには伸びず、あたりもとれない。



しかし、この時は全員の表情がまだ大漁の期待にあふれていた。
二流三氏、最初のウロをゲット。続いて、ビギ氏もウロをゲット。
好調な滑り出し。10時頃、やや小型ながらウロが5匹になった。二流三氏がこれを奥さんに刺身にするよう依頼。本格的に釣れる(と思っている)時間を前に、大漁を祈念し、ビールで乾杯し、刺身に舌鼓を打つ一行。



再び、釣りに戻るが、なかなか魚が顔を見せてくれない。11時頃、はっちがウロを初ゲット。二流三氏のクーラーへ。はっち、続いて小ぶりのウロをゲット。小さいので放流しようとしたら、二流三氏から「それもキープ!」
の声が飛ぶ。二流三氏になにかの予感が走った模様。
そこに、ほの字氏から二流三氏に電話が入る。釣果の報告をする二流三氏の声になぜかいつもの勢いがない・・・

そうこうしている間に昼食の時間。定番メニューのメウンタンを食べ終わり「ここからが本番!」の掛け声で再開。でも、お魚さんが顔を見せてくれない。
二流三氏がウロをゲット。後が続かない・・・  やっと、ビギ氏がウロをゲット。後が続かない・・・  再度、二流三氏が・・・。でも後が・・・。
そうこうするうちに4時になり納竿。全員、うなだれながら、口数少なく、
後片付けに入る。

初参加組の釣果。
あざやかな竿・リールさばきをみせた石兵衛氏だが、小型のウロをゲットしたところまで。数ヶ月ぶりの釣り、しかも、船釣り、ということで勝手が違った模様。
しかし、実力発揮は時間の問題であろう。
もうひとりのおかつり氏も超小型のウロをゲットした。


師匠の二流三氏がおまつりを感じて糸を巻き上げたところ、かわいいウロがついていた。
おまつりをほどくと、これが実は、おかつり氏の針にかかっていたもの。あやうくボウズは免れたおかつり氏であるが、唯一の釣果を自分の手で感じられなかったので残念だったことだろう。このくやしさをぜひ次回につなげてほしい。
「おかつり」の名が「大物つり」に変わる日を目指して!

なお、この日は我々一行だけではなく、乗船者全体が低調であり、この結果は決して我々の腕の問題ではなかったことを強調させていただきたい。
以上で、釣行記は終わります。



今回の発見ですが「釣れなかった時の反省会も盛り上がる!」。
少ない釣果を全員が楽しめるように工夫してくれた、ほの字会長、国士無双氏に感謝。また、正式加入前でニックネームもまだないM氏が手料理持参で反省会に参加してくれ、この料理のおかげでみんなのお腹がふくれました。
M氏ありがとう。早く正式参加してください(シーズンエンドに向かい、こんな釣果の日が多くなるかもしれません。持ち込み、期待しています)。