リベンジ ソヤンチョン  文責・国士無双


前週のフローターカップで惨敗を喫した国士無双さんと
帰国間際で誰も止められないビギさんのお二人が再度、ソヤンチョンに挑戦。
結果はどうだったんでしょうか??



リベンジソヤンチョン

2007年5月5日(土)ー6日(日)
全羅北道・ソヤンチョン(所陽川)

参加者 ビギ、国士無双(記)


筆者は先週第2回BMT2日目にここでビリを食らって連続優勝を逃した。
5本重量に未達の4本。すいる氏の1/10という情けなさ。
初心者として腕の差を謙虚に認めて技術習得しなければ・・・
そこに5/18に帰任が決まったビギ氏のの”ラストスパートっ!”の掛け声。
所用を変えての無念を晴らすリベンジ釣行となった。



1日目 (大渋滞〜腹擦り〜薄暮)
出張帰りのビギ車で5/5(土)午後12時半に東部二村洞を出発。
早速強烈な渋滞。全然動かない。子供の日と5/8の父母の日をかけた家族旅行なんだろう。
4時間後でやっと天安! この近くで釣できるところないか、など考えつつも結局はソヤンチョンへ。

で、現場到着は5時40分。あと1時間はできるかなあ。
む!河川敷の田んぼの隙間の小Pスペースには先客4台で場所ありません。
土手の上に戻るのも時間の無駄だし、泥山の段差を乗り越えればもう2台分の場所あり、
で前回自重したのを忘れて「やってみましょう!」 
ビギ車やっぱり無理だよお・・腹を擦って、石に乗り上げて前足ばたばたの亀状態。
戻ろうにもFFの右前輪が浮いて空回り。その辺の木っ端などを詰めてもダメ。
見かねた家族連れ釣師がこれまたその辺にあったぼろロープ拾ってつないで
彼のSUVで引き出してくれた。韓国の人は優しいな、大感謝。

これでやる気が萎え、時間もロス、風も強かったので「陸っぱりにしましょうか。」
でも釣れない。7時には風も静まり、「やっぱり乗りましょう」あと30分だけ。
で、目の前の藻場のグラビング撃ってるうちに紫色に陽は落ち納竿、
取りあえず上がりました1本づつ。





全州まで行かなくてもモーテルあるはずだよね、
あったあった参礼の小さな町中3.5万W。釣り場もいつものぶでちげ屋も超近い。
パリバゲットで明日の朝食パンを買い、晩飯やを探しつつ町中を歩くとこれがいいんですね。
日本の小さな田舎町に似て洋品店時計店に食品市場、など懐かしの風情。
で結局モーテル前の”毎日食堂”でタットリタンにビールとソジュ2本づつで健全に沈没。
ビギさん今日の運転ご苦労様。



2日目 (払暁〜恍惚のビギ)

4時半モーテル発、釣り場着まだ暗い。
2人の鮒の夜釣客いて浮木のケミホタルが遠目にも青く点々と見える。
支度中に薄々と明るくなってきて、ビギさんこれが昔釣師が家を出た
「手のひらの皺が見える時刻」だよ。ビギ号早くも入水、気合十分。
で、6時前には釣始め。無風薄曇り、水面は我等2人で独占文句なし。
 
昨日渋滞車中ですいる氏に電話で教えを乞うた。
基本はノーシンカー。○○○の鈎に●●を付けて辺地際に落とす。
竿にこつんとくるアタリは少なく、XXX中にコソ泥のようなの、XXX後のアヘアへ、
知らん顔のをYYYで口説いて、ラインでアタリを取って、etc。 
これか常吉かその日のパターンを見分けなさいと。


よし今日は徹底的にこれで行くぞ。初心者は名人の真似から入るべし、だ。
でも昨日までの癖で水面を割って出るのが迫力の藻面グラビングに時間を割いてしまい、
出るが乗らない状態が続く。下流浅い藻場までやってゼロ、まずい。
背中合わせに島裏の流れの左岸を狙ってるビギ氏はもう5本持ってる。
いつもより背中が真剣に見える。「4インチグラブでフォーリングで来てます」と。

目の前の浅場にはマコモのようなのが水面に頭を出していて手前は水連藻のようだ。
マコモの中に●●を打ち込んで一寸引くとガバッ!やっと来ました40cm
藻に持ち込まれないよう後ずさり、穂先を水中に引き込みながらよく走る。
川のバスは引きが強いのかね。奴が大きな口を水面に。本日の1本目取込んで一安心。
以後このパターンで続く。魚の居そうな所が分かってきた。

7時。
向こう側で水音を立ててバスが餌を追っている。
堰堤に近く水通しの良いこの辺りの浅場が今日のポイントと決め、
落ち着いて攻めるとコソ泥、アヘアヘ、口説きで来る来る。

ビギ氏も同様此処を攻めている。此処に居るなと思った処で必ず釣れるようになりましたと。
でも私の●●は手持ち3本しかない。
魚をかけると切れてなくなる、2本目は横に走られてラインブレーク。
(この魚すぐあとでまた釣れた。ラインブレークした鈎がしっかり刺さってた。)
3つ目は魚がジャンプして頭を振った途端に外れて飛んでいく、
で、7-8本上げたところで皆無くしてしまった。
ウム、似た奴でいいじゃん、と長めの△△を付けることに。 
△△も良く釣れたが手持ち4本使い切り。あとは小型ワームばかり。
途中でジャバロン110があるのに気付いてこれで1本拾っったところで11時半納竿。
入水地点5m手前移動中に初めて引いたクランクベイトに1本来たのがおまけ。

4インチグラブで一日通したビギ氏は島一回り帰還中に
フィン片一方落として片足送行
セミプロ2世。
でも悦び溢れる満足そうな表情で戻ってきたな。今日は本当に良かったと。

浅場の釣はスリルあって面白い。
まあまあ良く釣れたが大型ワームを数多く持参しなかったのが悔やまれる。
ベイトリールが使いこなせてキャスティング精度上がればもっと釣れるだろう。
技術的には半分判ったかなという感じ。(謙遜謙虚!)
量的にはすいる先生の半分は釣れたから私も今日はこれで上出来としよう。
2人のリベンジ成功!



成績:
  ビギ     22本 計量不能(10kg秤振切れ Net 8.8Kg以上))
  国士無双  17本 7.8Kg (スカリ網の目から逃げたの2-3本)


いや〜ん
秤が振り切れ・ビギさん

満足!





足取り軽いビギ


(注意)
堰堤の少し上流で対岸に上がろうと漕ぎ出した時、土手上の車から男が大声で何か叫んできたが意味わからん。
多分来るなということだろうから遠慮した。あとで見たら竿を使わぬ鯉の吸い込み釣師のようだ。
俺の餌の上を通るなということだろう。遠目には糸巻きも糸も見えないが10本くらい投げてるので注意が必要。


帰途大渋滞を想定して早上がり、13時参礼発17時半二村洞着。
風呂で親指の腹のバス傷が心地よく沁みた。



最後にこの日の余韻覚めやらぬビギ氏のメールから引用

「フローターの醍醐味は至近距離まで息を殺して近づいて狙い撃ちをすることだと思います。
(一部、変な釣り方をする人もいます。ワタシの個人的な意見です)
狙ったところにキャストしてガバットきて、力強く走り回ってくれた日には、もうたまりません。
しびれます。
犬に飼い主が引っ張られてるようにフローターごと引っ張られて、
目線が水面に近く、バスの息使いが聞こえてくるような感覚でやり取りをします。
バスの口に親指を入れて取り込んだときの快感は…逝ってしまいます。
1度経験したら止められなくなるので、注意が必要です」

おわり


以上、国士師匠による宇野鴻一郎ばりのノリノリ釣行記でした(笑)

Copyright(C) 2007 Seoul Tsuri Club All rights reserved