国士鴻一郎のBMT5th 釣行記 「ツツー、ぴちゃぴちゃ」

2007年8月11日 7時半頃ー19時40分

場所: タプジョン湖

参加者: すいる、セミプロ、PeeWee、マイウー、ヌマタク、ナドプロ、国士無双(記)

あたし、いま有頂天なんです。 だってあのすいるさんにやっとまた勝ったんですもの。
本当に憎たらしいんだわ すいるさんってひと。
あたしを今まで2回も後半戦で抜き去って優勝していったんです。

1回目は5月のBMTでした。あたし、初日の九耳湖ではすいるさんに大差をつけてトップだったんですけど、
翌日のそやんちょんではすいるさん40何本も釣って大型揃えたのに、
こういう場所初体験のあたしはたったの4本、浅場の経験と腕前の差が出ちゃって、2日合計で逆転負け!

2度目は7月のBMT,今日と同じ場所でした。
減水で釣れない日だったんですけど、午前中はあたしが小型でも4本でトップ、
すいるさんは確か1-2本、ゼロの人も居たのよね。
それが夕方になったらホンの1時間ですいるの木とか言うところから大型を引き出しちゃって逆転優勝、あたしは小型ばかりで4位。
それで今日は何とか負けまいと考えたんです。

あ、今日の場所は論山っていう所にある たぷじょんほっ ていう貯水池。 なんか豊満そうでヘンな名前ね。
ナドプロさんの情報では水位は70%前後。
先週の土曜日にPeeWeeさんやトムさんと来たンですけど、雨濁りが入っていて水位は今日と同じくらいでも殆ど釣れなかったの。
その上昨日まで一週間ずっと雨続きだったんで、みんな内心不安そう。
出発は東部二村洞をマイクロバスで朝4時過ぎに、
25人乗りでも道具が多いから7人でもちょうどでした。
バスで行くのは初めてですけど、
いつも運転してくれるすいるさんやセミプロさん達に少し楽して戴こうって言うわけ。

タットリタン食堂前に着いたのは7時頃だったかしら。 
気になる鮒おじさんも入水地点には居なくて一安心。
心配の濁りは意外と少なく、結構澄んでいて、水色も悪くないんです。 
セミプロさんなんか大はしゃぎ!
目の前は浅くて岸沿いに沖数十mまで水連藻が密集していて、
その切れ目を縫って沖に出れるルートが3本くらいあります。

さあ準備、みんな自分のことしか考えない状態はここから始まるんだわ。
少しでも早く入水しようと懸命ね。
PeeWeeさんなんか到着前にバスの中でウェーダー履いちゃってるんですもの。
だから入水は早くて一寸の差であたしが負けました。
でも一番乗りはすいるさん。さっさと水蓮藻周りをバズベイトかなんか引いちゃって。
気合入ってるわね。
午前中は12時上がり、遅刻は失格よ!

セミプロさんも余裕を感じさせながら早いんです。 
ヌマタク号、遅れてナドプロ号も入水していきます。
相当遅れて悠然と黄色い大型船進水はまいうーさん。
このまいうーさん、昨日、席毛島で軽めのラバジで53cmを上げた強運の持ち主なんですけど
今日まで運が背中に乗ってるかしら。
乗っててもあのフローターは140Kgまで大丈夫だそうだから平気ね。

あたしはみんなのように力がないから動き回らずに魚の居そうなところをじっくり、って作戦。
すいるさんやPeeWeeさんの進まなかった一番左側のルートで藻の間に入ったの。
水連藻は黄色や白の開花の時期でとてもきれいです。
ノーシンカーでぐらびんぐして藻際に落とすのがよさそうなんですけど
手返しに時間がかかるのですぴなべにしました。

ぐらびんぐって言うのは大きなテーブルみたいな水連藻の葉っぱの上に
ワームをまず投げるんです。 
で葉っぱの上をツツーと引っ張って来ると尻尾が振れてぴちゃぴちゃって音が出ます。
それで下にいる魚をじらすのね。
ツツー、ぴちゃぴちゃ、でテーブルの端に来たらそっとそのまま水の中に落とすんです。
ふわっふわっとしていくうちにじらされた魚がストンって来るんです。

でもツツー、ぴちゃぴちゃ ふわふわ、で、行くなんてなんだかいやらしいわね。 
だからすいるさんこれが好きで得意なんだわきっと。 
そういえばビギさんって人も帰国直前にそやんちょんってところでこれでイキまくって
極楽往生していったわ。あたししっかり見てました。

落とし込んで、今か今かって気を詰めてるところですっと道糸が走ったり、
逆に緩んだりで”来たっ”て感覚、本当にこたえられないんです。
そういえば昔、五木寛之って人が、
ジェット機が滑走路から離陸する瞬間がセクシーで好きよって
女主人公に言わせてたけどこのことね。
 
で、すぴなべですけど、アタリが遠くて、出ても小型なんです。
それでも、通り過ぎた水面を振り返って水連藻に平行に撃ったら
グーンと来て35cmオーバーが来ました。
しめしめこれで2本目、
でも後が続かないので沖へ出ようかと流れ込みにいるセミプロさんに電話で様子を聞いたんです。
水温が低くて水もきれい、よさそうなんだけど釣れるのは小型ばかりなんですって。 
そして、
その流れ込んだ水が沖目の島のような浅場に当たっているあたりはバスが寄ってるかも、と。
あたし、すぐにそこまで飛んで行く体力はないので、
ゆっくりトップのミノーを曳きながら藻場を離れていくと、
砲台グリーン(PeeWeeさん命名)という浅場が2-3個所あって、
そこでまた1本来たんですこの辺何も見えないけど魚いるのね。

でも型小さいので、流れ込みで数釣れば大きいのも混じるかと
遠いのに頑張って漕いでいきました。
でもその頃その流れ込みあたりに居たすいるさんやセミプロさんは別の浅場周りで帰り方向へ。

ここまですいる、PeeWee、セミプロさん達機動部隊は藻場や浅場を狙いつつ沖目、
流れ込み、と全体を先ず探っていたようですが小型ばかり。
ヌマタクさんはまずは藻場を専門に狙い、まいうーさんも藻場じっくりで何本か上げていました。
意外なのはナドプロさん、砲台グリーンを突っ切った沖にある浅場周りで
例によってトップウオーターで8本だとか、
それも皆35cmUpなんですって。
PeeWeeさんが並んでやってたけどナドプロさんほど型は良くなかったらしいの。
日本のVisaじゃだめなのかしらここの魚。
でもナドプロさん、スカリ忘れてきたので検量できません。

さてやっと着いた流れ込みもゴムボートが1杯同じ場所を上下繰り返し狙ってるので
あたし折角来たのにあきらめて戻ることにしました。
で、岸を見ると何人か上がりかけてるんです。 
えっ、あ、あたしの腕時計、30分遅れてる、あと35分であそこまで戻れるかしら。
こういう時に限って藻に脚をとられたり、フィンが外れたりでトラブるのよね。大汗かきました。
で、みんなに冷やかされながらぎりぎりセーフ上陸、、午前の4本はキープできました。
バスの運転手さんが見ててくれるので
浮き輪その他岸際に置いたままで食堂へいけて楽チンでした。
昼ごはんは釣り場の見える小屋でしました。大きな扇風機もあるし昼寝の場所もあるし。
皆喉が渇ききっていて、タットリタンが来るまでにビール10本ソジュ2本、
結局7人でビール15本ソジュ5本も空けちゃいました。
ここでコップでソジュを勧めるすいるさんの姦計にのって先ずセミプロさんが酩酊、
食堂の息子、釣キチ坊主小学生を捕まえて、この環境を守り続けてほしい、
と口説き始めたんです。
 
で、しまいには気が大きくなって、この坊主気に入ったからルアーをあげよう、
って持ってきたのがあのイマカツのバズビルです。
(この後、坊主はセミプロの弟子のようにフローター進水の手伝いまでしてました。) 
この子にとって、初めて目にする日本人がすいるさんだったらしく、
いままですいるさんになついてかわいがられてたんですけどね。
でもホントはお父さんに釣禁をいわれてて、道糸がないんだそうです。 
すいるさんがあげてもいいんだが親父に怒られても可愛想だし、と悩んでました。
すっかり出来あがったセミプロさんは、その辺においてある自分の財布が見えなくて大騒ぎ、
昼寝の後もフローターに乗る時に与太って水中に倒れそうになったんです。

PeeWeeさんもソジュ+ビールMixにはめられて相当ご機嫌。
途中まで考えていた午後の部の戦略が霍乱されたみたい。 
で、この二人、午後の進水後沖合いでしばらく大きな声で叫びあってました。
ヌマタクさん、まいうーさんもあたしももちろん気分よく爆酔、
下戸のナドプロさんは体調いまいちで一滴も飲まずでした。

さて3時すぎ、午後の部に三々五々進水していきます。 
みんなそれぞれの思いを胸に19時40分検量まで勝負の時間です。
すいるさんなんかあたしのこと相当アタマに来てたらしくて
「年寄りには負けれないっ!」って頭から湯気出してまた一番で入って行ってたわ。

あたしは藻場は夕方上がり際最後に狙うことにして、午前と同じ藻場ルートから
砲台グリーンとその沖へ進んだんですけど、
藻場を離れた途中でバズビルで小型Get。 で5本のリミット達成です。
でもその沖の辺り、さっきから わあおお とか へえいい とか
威勢のいい声が遠くまで聞こえてくるの。 
まるでナドプロさんがトップウオーターミノーで入れ食いの時みたいな。
トップで出始めたのかと思ったら、浅場周りで小型のライズを見るたんびに酔っ払いの二人が叫んでるだけなんです。 
近くで聞くと、食ってこなくて、たまに乗るけど小さい小さいってはなし。

そこはあたしが狙っていた楕円形に草がアタマを出している浅場なんですけど、
さすが酔っ払いながらもとっくにここへ着いたセミプロさんは楕円の2/3くらいは打ち込み済です。
で、あたしは残った1/3を急いで先回りしてキラービルってサスペンジョンミノーを撃ちます。
ユマ サーマンの「キル・ビル」から名前思いついたのかしらイマカツさん。 
梶芽衣子の「恨み節」を持ってくるなんてあの映画徹底的に遊びまくってたわね。 

あ、そのキラービル銀色にすぐに一発来ました・・けど小型、入れ替えるほどではありません。 
もう一寸回り込んで楕円の先端あたり、草から2mほど巻いたところでまたガツンと来ました。
今度はいい引き、浅場に持ち込まれないように後ずさりするとScorpionXTの竿先が
水中に引き込まれてフローターが曳かれて回ります。
これが楽しいんです。 ビギさんもそう言ってました。
あたしの両足の間に入り込んできた時は竿の弾力だけでは外へ出せないので左手で別の竿をもって竿の背で道糸を押し出します。 余裕よね。
(この技、へら鮒釣でやるんです。 へら竿って胴調子でしょ、木の舟に乗ってて大型掛けると
矯め切れなくて舟の下に入り込まれることあるんです。
その時船縁で糸が擦り切れないように玉網の柄で道糸を沖へ押してやるんです。
それでもなかなか出ないけど、糸切れは防げますの。)
これが40cm一寸あって小型と入れ替えです。

また打ち返してると、一寸横の浅場でもの凄いライズ。
倒木を空中で飛び越してベイトを追っかけてるバスですけどまず50cmではきかない超大型、
一瞬ですけど空中でくっきり全身が見えたんで間違いありません。
急いでそこまで回り込んで大きなバズビルマグナムってセミプロさん御用達のをドッポーンって
やりましたけど反応なし、
そうこうしている内にフィーバータイムは終わっちゃったんです。
(このマグナムを○○ベリーで買った時、一緒にMegabasのなんとかっていう
同じジョイントルアー、希少品って勧められたんですけど、
色合い、手にした感触や太さや曲がり具合がなんとなくセクシーで無抵抗で買ってしまったわ。
女のひとならぐっときちゃうんじゃないかしらこんな格好のルアー。)
で、あたりを見回すと島周り岸周りを攻めて流れ込みに来たすいるさんがさっきから
岸際の大きな木陰でじっくり粘っています。 
出てるのかしら。
この人この体勢で背中が前屈みだとやばいんだってトムさんが言ってけど・・

ヌマタクさんも数を釣るには流れ込みがいいってPeeWeeさんに言われて
午後はこちら重点のようです。
マイウーさんは相変わらず藻場周り。PeWeeさんはあっち行ったりこっち行ったりで
なかなか見つかりません。

夕暮れてきて藻場へ周り、バズベイトやすぴなーべいとを引くけど反応ありません。
薄暗くなってあと30分、流れこみでまだヌマタクさんがんばってるわ。時間までに戻れるかしら。
あたしがもうあきらめて藻の間を岸に近づくとその藻の向こう、
岸寄りからすいるさんとまいうーさんが並んで藻際にワームを打ってます。
二人とも真剣。で、しばらく観戦。
さすがすいるさん、キャスティングはもの凄く正確、草むらの間、ちょっとしたくぼみや切れ込みに小さなワームでもピタリです。 
マイウーさんも水連藻ぎりぎりに打ち込んでるの。
すいるさん
マイウーさん
でもこれもねえ、草むらに入れて割れ目までスーと持ってきて狙うなんてやっぱりいやらしいわ。 
葦撃ち、とか何とかすいるさんたちは言ってるけど。
セミプロさんやPeeWeeさんはもっといやらしくて割れてるところしか狙わないんですって。
藻が岸に向かって少し切れ込んでるところ。
パワーがあるもんだから、らん&がんとか言って次から次へそんなとこだけ打って歩くんです。
今日はあまりしなかったみたいですけど。

で、とうとう時間。どんどん暗くなるのでまずはみんなスカリだけ残して道具の片付けから。
でもヌマタクさんがまだ来ません。
PeeWeeさんによると帰る途中でフィンを無くして泣いてるそうな。
相当遅れて片足で帰ってきました。まるでセミプロ級ね。

この人、実は足の力は凄いらしくて、先週ここへ来た時、
あまりに釣れなくてルアーで遊んでたPeeWeeさんと岸まで競争したんだそうです。
同じフローターなのでハンデ無し、それであのパワーあるPeeWeeさんに勝っちゃったとか。 
菱兄弟って体育系も強いのね。

日暮れて検量してるあたし達を面白そうに撮ってた写真好きのアガシの後ろ姿がきれいでした。
5本総重量
1位:国士無双 2993g
2位:Peewee 2599g
3位:セミプロ 2027g
4位:マイウー 1940g
5位:すいる 1345g
6位:ヌマタク 1239g
7位:ナドプロ (スカリ忘れ)
やりました! たまたま来た40cm前後2本のおかげであたしが優勝、10点戴き。 
これでBMT上位4回得点合計ではなんとあたしがトップ。2位はPeeWeeさん。

でもねえ、次のBMTではまたすいるさんに逆転されて、合計点も逆転されてしまうでしょうから
あたしがはしゃげるのは今だけなんです。 
許してね、すいるさん!

夕食は円卓の中華、みんな疲れきってるようなのでカッパギは請求しなかったわ。 
帰りはバスレーンをガンガン走れたので、いつもより早く二村洞に着いたんです。
バスっていいわね。

おしまい。
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