済州島、ジギング釣行記


日程:11/1-2
釣場:馬羅島周り
参加者:ウォンバットさん、もぐりさん、ユンケルさん、石兵衛(文責)

まだ暑かった9月初旬、2か月先の済州島釣行予定を計画。
船も飛行機も予約は楽勝のはずが、船は先に予約者あり、飛行機も全便満席。
思えばこの夏、南伊豆の石鯛、相模湾のマグロ、釜山沖の荒磯をはじめ
黄海中部の於青島の磯へ2度の釣行と、すべてボウズに終わるという燦々たる結果。
済州島は来ることさえ拒むのでしょうか?

しかし、わたくしめげませんでした。
この2ヵ月の間、なんとか記録モノをと、新たにベイトタックルを装備。
毎朝4kgアレイでの100回ジャーク。頑丈なラインシステムの習得など、
着々と準備を進めていたのでありました。
とかなんとか、ようやく復路の飛行機手配が出来たのは、釣行5日前のことです。

10/31 済州へ



羅船長宅に到着したのは10時頃。
ところが先着のグループは早くも寝ているではありませんか?
これじゃFTVが見られません。
「なんでこんな早く寝てるの?」とか、
「なんか顔が日本人っぽいな」 「そうでもないな」とか、
勝手な話をしながら荷物を搬入しました。
羅船長と再会の握手を交わし、ビールと日本酒(ユンケルさん提供)で遠征に乾杯。
宴もそこそこに、部屋に入って明日の準備を、と今度はウォンバットさんのトランクが故障!
何をやっても開きません。
結局、寝入りっぱなの船長を恐る恐る起こしHelp!
鋸でカギを壊してくれました。
なにかと頼りになる船長なのです。


ラインシステムをつくり、


準備は完了、4人は3枚の布団で仲良く眠りにつきました。

11/1 初日
羅船長の僚船で出港しました。
風はやや西より。うねりは小さく、いい凪です。
港から釣場まで南へ航程約30分、左にカッパ島を見ながら馬羅島を目指します。


この日は10:00が干潮。この海域は上げ潮に強いとのこと。
昨夜、昼食にと馬羅島名物ジャジャン麺のペダルをリクエストしたところ、
「そんな時間ないよ」とのこと。
これは正午からの時合をしめす言葉だったのでした。

ここで皆さんのタックルの紹介です。
まずウォンバットさんですが、オーストラリアで鍛えられたこだわりの仕様。
フィッシャーマンのロッドに両軸受けリール。ジグもフィッシャーマン製を中心に、
ナガマサなどのロング系で攻めています。


今回、初ジギングのユンケルさんは、ブラックホールという赤いロッドに、スピニングリール。
実績の高いドリフトチューンやナガマサなど、メジャーなジグを日本出張の度に
買い集めてきたそうです。


次いでもぐりさんは、当クラブ殿堂入りされているPeewee大師匠と全く同仕様。
青く硬いロッドに、320gとヘビなージグ、250gの男ジグでベイトの群れを直撃する作戦です。


最後にわたしはスピニングとベイトの2本立て、ジグは春に3連発させたホッツ製を中心に、
ジャークマン製の数種類で勝負です。


さてさて、朝は全くアタりません。
ベイトは、小鯖、鯵、太刀魚とのことですが、魚探には全く反応が出ていません。


正午以降の勝負と、10:30過ぎには昼食としました。

たっぷり休んだまさに正午、戦闘開始です。
なにやら職漁船も集まってきて、魚をとりこむ様子も見えはじめました。
周りの生き餌に負けじと、これ以上できないほどのピッチでジャークを続けます。
20m/15秒で200g以上のジグをガンガンしゃくりあげます。
ジグを底に沈めるとき、体内にたっぷり酸素を取り入れます。
着底後、速度が鈍っちゃいけませんのでジャーク中は無呼吸です。
1分に2回強のペースで繰り返します。
1ラウンドはだいたい10分です。
というわけで11月なのに、Tシャツなのです。


とその結果、やっと1本。


もう1発、60cm級が食ってきました。


どちらもケイタンジグ/シルバー200gでした。


その後、船団が散り、魚っ気が無くなった頃、ふと時計を見ると1:30でした。
さすがの馬羅島とはいえ、時合はほんの30分なのです。

その後はポイントを転々と変えますが、なかなかあたりません。
職漁船が楽しそうに200kg級のサメをランディングしてるのを眺め、今日は終わりです。


しかし羅船長の船では午後遅くの時間帯も時折魚をかけているのが見えました。
魚はちゃんといるのです。なぜ、釣れないのか?こうした時合以外の時間帯の克服が次回の課題です。
さてこの羅船長の船には、先に出た船長宅に先着・就寝中との方々がのっていたのですが、
実はこの面々、千葉県外房で年中ヒラマサを狙っているという日本からの遠征隊だったのです。
彼らは、この日最高でひとり10本、悪くても3〜4本は獲っているようでした。
それでも、「いまいちでした〜!」とは恐れ入るコメントを発しています。
我々、船中2本です。はっきりいってショックでした。

しかし、わたくし恥を捨て、遠征隊に教えを乞うことを決めました。
皆さんが部屋に戻った後、ひとりで密かに20台前半の若者をつかまえ、
「どのジグで釣ったの?カラーは?ジャークパターンは?」と全部聞き出しました。
ツボは「ジグが×××しているとき喰うんですよ、なので×××××・・・・・。」
ひとり合点し、眠りにつく石兵衛なのでした。

11/2 最終日
霧、無風
全員、肩やひじへの違和感を覚え、中には指から出血しているメンバーもおり、
この釣りを2日間できるのかと心配しながら、再び馬羅島を目指します。


しかし、釣り場につくやいなや、体のことを忘れ、また激しいジャークを繰り返します。


昨日より職漁船が増えていました。
餌は済州島特産品のスズメダイ。
コマセに切り身を撒き、泳がせで狙っています。
ちょっとこの魚を食べてみました。鱗と内臓と取った後、ぶつ切りで骨ごといくのです。


はっきりいって旨いです。予想に反して脂がのっており、しっかりした刺身です。


でも、やはり骨はないほうがいいと思います。

それにしても船の数が増えてきました。


聞けばヒラマサの浜値は結構な値段。漁師さんが一生懸命になるはずです。
そんな午前中、船団が密集し漁場がいやがおうにも熱気を帯びたころ、
ジャークマンの280gのピンク/銀、5しゃくり目でジャークを止められました。
「ヒット〜〜ッ!!!」
すかさず、合わせをいれます。これでもか?というほど2発入れました。
とその瞬間、横のもぐりさんにも 「きた〜〜!」
まさにダブルヒットとなりました。
しかし、もぐりさんは10秒そこそこのファイトで痛恨のフックアウト。
初物をのがしてしまいます。

私はというと、自己記録モノとはっきりわかる締め込みを楽しみながら、魚を浮かせました。
やりました! 83cmありました。


さて、午後の時合を迎える前に早めの昼食としました。
ここまで私が3本のほかは、皆さんゼロ。
この船ではどうも不利なミヨシで、一度のバイトを感じただけのウォンバットさん、おもむろに
「我々3人と石兵衛さんの違う点て何かわかる?」
もぐりさん、すかさず「クラブのTシャツ着てないことですね。」
ヒットが船後方、艫部に集中しているので、場所を変えることにはしましたが、
効いているのはTシャツのご利益という雰囲気に。


で、再開直後、大艫に入ったユンケルさんにいきなりヒット!


Tシャツジンクス破れたり!!
と思った瞬間、竿からテンションが抜けてしまいました。がっくりきます。


「せっかくの遠征、1本はとらせたかったのに」とはウォンバットさん談。

しかし、これは大物釣り。そんな簡単には釣れません。
また釣れたら釣ったで課題は残りますし、面白いものです。
いずれにしても、これからがシーズン。
夢のサイズを目指して済州島に通うことになりそうです。

ソウル釣りクラブの皆さんも一度挑戦してみませんか?
一度釣ったらやめられませんけど・・・

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