ゴーマル3連発、栄冠は誰の手に!2010年BMT第7戦
日時: 2010年9月18日(土曜日)
場所: 忠清南道デホ
参加者: ナンデヤ氏、スイル氏、Tochan氏、やりすぎ氏、ウッドチャック (釣行記:ウッドチャック)
あまりの迫力にカメラマンの手まで震える。勝負の行方は果たして…。
午前、6時前、まだ暗い。3番橋まで車で行くのも危険に思われる濃すぎる霧。堤防側から出撃と決める。
BMTも終盤戦。すでにAOY1位を決めているセミプロ氏はこの日不在。この時点で第7戦、第8戦を連続優勝すれば優勝同点に持ち込める、スイル氏、tochan氏、そして私、ウッドチャック。いやがうえでも盛り上がる。恒例の昼の宴会をスキップして午後6時半までぶっ通し12時間の真剣勝負。望むところだ!
第6戦までの成績表
ウッドチャックがまず初めに出船。続いてナンデヤ氏、Tochan氏、やりすぎ氏が続く。スイル氏はスロースタート。少し岸を離れるともう誰も見えない。BMTでなければ味わえない、孤独との戦いだ。
ここからは例によって1選手の一人称の記述である。
水温26度、日中は28度ぐらい。
1匹目 6:30 バズビルマグナム、バラシ、1投目でいきなり来たがバラシ。
2匹目 7:24 スピナベ、バラシ
3匹目 7:40 クランク、バラシ
そこそこのサイズに見えたが、3匹連続でバラシが続き焦る。しかも濃い霧で方向を見誤る。見ると6mラインまで来ている。この間、流れ込み水門に絡むナンデヤ氏、Tochan氏、スイル氏のドラマがあったのをこのときは知らない。
漁具を頼りにシャロー側に移動。2mエリアに戻る。
4匹目 7:45 クランク、やっと一匹、中型魚
5匹目 7:50 クランク、小型魚
6匹目 7:57 ワームトップ、小型魚
7匹目 7:59 ワームトップ、小型魚
8匹目 8:00 ワームトップ、小型魚
ウイード上をワームを滑らせ連続ゲットするがサイズが出ない。
この辺で霧が晴れてくる。各艇の場所が把握される。
見るとやはりスイル艇は岸に張り付いている。筆者の艇が最沖最上流にいた。
ここから2.7mから3.0mのラインのウイード周りを上流側に移動しながら攻める。
9匹目 8:58 クランク、中型魚
10匹目 9:00 クランク
11匹目 9:04 クランク
12匹目 9:06 クランク、やや大型魚
13匹目 9:07 クランク
14匹目 9:15 クランク、やや大型魚
15匹目 9:20 クランク
16匹目 9:21 クランク、小型魚
17匹目 9:29 クランクトップ、中型魚
18匹目 9:36 青ミノー、沖側、やや大型魚
19匹目 9:41 青ミノー、中型魚
20匹目 9:48 クランク、ベリーフック、下から食っている。やや大型魚
21匹目 10:01 クランク、ベリーフック、下から食っている。
22匹目 10:02 クランク、ベリーフック、下から食っている。
23匹目 10:35 クランク、中型魚
この間、クランクの色と形をいろいろ変えて試すが、緑白、紫白だけが当たる。白系がいいようだ。腹が出ているラパラより、スマートなアメリカンクランクがよかった。
後方にナンデヤ氏が来る。後で知るがこの水域もしくはやや浅い側でナンデヤ氏がスピナベでウイード際を丹念に探りゴーマルを11時、3時に連続ゲット。一方こちらは、同じ水域を探るも大型をゲットできず。早朝スピナベにあたりがなく、クランクに絞っていたのが敗因か。勢いウイードから距離を取らざるを得ない。スピナベで一歩踏み込んでウイード際を探る必要があったのだろう。この水域が今回の関ヶ原であった。
いつもの3番橋の沖合を超え、普段いかない上流部までフロータを進め葦際に移動。12時間の連続プレイ。余裕をもってポイントを探れる。昼食を取りながら葦際を攻め始める。プレッシャーのまったくかかっていない葦際。第4戦と同じ戦略で攻める。やはり活性が高い。
24匹目 11:28 ラバジ、まったくの葦際ではなく、少し引っ張ってきてアクションを加えると食ってきた。
25匹目 11:49 ラバジ
26匹目 12:01 ラバジ、バラシ。バックラッシュして放置30秒で食ってきた。
27匹目 12:21 ラバジ、シャローですぐ後ろで跳ねたのでそこにラバジをポチョンと落とすと食ってきた。すごい活性。
結果論だが、この水域、スイル氏が来ないこの葦際。ここでもっと粘ってもよかった。
ここからまた沖合に出ていく。3番橋手前の1mから2mぐらいのウイードエリア。
28匹目 13:05 クランク、中型魚
29匹目 13:08 クランク、小型魚
30匹目 13:11 クランク、中型魚
31匹目 13:28 青ミノー、やや大型魚
32匹目 13:42 クランク、小型魚
33匹目 13:50 沖の藻の中にラバジフォーリングで食ってきた。
藻の横をクランクやスピナベをかすらせても良し、藻の中にラバジを落としても良し。なんという活性。しかし大きいのが出ない。
上流に上がってきたナンデヤ氏と会話。
「人生最大魚をゲットした」というコメントをいただく。
こちらはほとんど35cmぐらいの中型魚、500g級。俄然焦る。
再度2.7-3mラインに入り下流側へ。
34匹目 14:24 スピナベ、中型魚
35匹目 14:36 クランク、やや大型魚
36匹目 14:37 クランク、小型魚
37匹目 14:43 クランク
38匹目 14:51 クランク
39匹目 15:08 青ミノー、中ベリーフック。
やはり後で知ったことだが、このころナンデヤ氏が近海で2匹目のゴーマルをゲットしている。
しかしこちらはサイズアップならず。
ここから堤防に近い葦際に移動。
40匹目 15:40 ラバジ、やや大型魚
41匹目 15:50 ラバジ、やっと大型魚(これが940g)
これも後で知るが、スイルさんが3時ごろこのあたりでゴーマルを取ったらしい。今回3匹目のゴーマル。
葦周りを一通り回って2匹。もう少し葦を攻めるか沖へ出るか悩むが、沖を制する者デホを制す。第4戦の反省から沖を選択。再度沖へ移動する。
2.7mラインに入る。しかし出ない!
42匹目 16:57 金ミノー、中型魚
43匹目 17:00 金ミノー、小型魚
さすがにもう帰んなきゃ。葦際を回って帰港の途に。
44匹目 17:55 OSPラバジ、中型魚
45匹目 18:00 OSPラバジ、中型魚
18:30、帰港。H型フロータの機動性を生かしてデホ堤防エリアを大きく2週する。数は自己記録(グラフ参照)。しかし大物が出ず。しかしやるだけやった。
検量結果。こんなこともある。ゴーマルが3匹。優勝が二人。ナンデヤ氏とスイル氏。ナンデヤ氏がゴーマル2匹ものにするも、スイル氏のゴーマルが1.96kgとナンデヤ氏の2匹よりワンランク重く、2匹目以下の微妙な差がこんな結果に。同率優勝のスイル氏は第8戦、セミプロ氏との一騎打ち。優勝すればやはり同率だがAOYのチャンスが残った。3位ウッドチャック、4位Tochan氏はAOY争いから脱落。最終戦で意地を見せられるか。
2010年BMT第7戦 検量結果
# |
ウッドチャック |
やりすぎ |
スイル |
ナンデヤ |
Tochan |
1 |
940 |
540 |
1960 |
1580 |
560 |
2 |
630 |
520 |
850 |
1530 |
560 |
3 |
590 |
440 |
590 |
520 |
550 |
4 |
590 |
400 |
590 |
470 |
480 |
5 |
560 |
560 |
450 |
460 |
|
総重量 |
3310 |
1900 |
4550 |
4550 |
2610 |
順位 |
3 |
5 |
1 |
1 |
4 |
第7戦終了時点での順位表
いつもと違うぞ、余裕のウエイイン1位、ナンデヤ氏
「朝、農業用水の排出付近の流れ込みで、スピナベに大きなバスが掛かり、しめしめデカイと思って、フロータのネットの上で眺めていたら、暴れて、大事なスピナベごと逃げられてしまった。トホホ...。11時ごろ、暑くなったので、沖合いのウイードの中を丹念に探ると大きいのが来た。しかし、スカリの中で大きいのが暴れるとスカリが歪み蓋が開くたびに、脱走するバスが続出!!気が気でない。3時にもう一匹大きいのが来た。2匹大きいのが入ると何かある度にスカリがバシャンバシャンと大きく揺れる。
ハラハラしながら計量タイムを待つ。人生最大の51cmが2匹釣れた。万歳!光栄にもスイル氏と同じ重量で1位に入る。今年のBMTは取り逃がす魚が多く、計量0KGの時もあったが、今回は最高でした。」
(ウッドチャック:計量時、同じゴーマルなのにスイル氏のものよりかなり軽い値が出て再測定の結果さらに軽い値に。申し訳ありません。最初の値を採用していれば単独優勝でした。)
もう一匹のゴーマル、本日のビッグフィッシュ賞1.96kgで同率1位、スイル氏
「朝一ですいる水門を狙おうと思ったがナンデヤさんに先行される(-_-;) 水門まわりのシャローでそこそこ釣れたので今日はシャローに絞ることを決意し、あとは延々とシャロー狙い。ワームで本数は釣ったがサイズがあがらず、パラ葦へ放り込むと例の50cmが来た(あんまり引かず)。ノーシンカーを多用したのでフックを飲まれること多数。デッドフィッシュに怯えながらもウェイインしたらナンデヤさんが50を2本揃えてきた(泣) でも、総合重量では同点でした。何がおきるかわかりませんね。」
唯一人の7戦連続出場、第4位、Tochan氏
「デホへの道は、早朝暗い中、霧の道! ウッドチャックさんの車のあとをついて走り、無事にデホ堤防到着。フローターを浮かべたが、霧の中で方向感覚が狂う。水門近くの葦際をねらったが、すでに誰かさんがたたいたあとで、釣れたのは、2匹だけ!あとは、海原の底をしこしこ探してリミットメイクしたが、全部500gr前後でした。。トホホ。。でっかいのはどこに行ったのか????」
あと少しでリミットメイク、第5位、やりすぎ氏
「久しぶりのフローターで、キョンジの合わせが残り午前中はバラシ&取り込みミスの連発、慣れてきたころには時間終了でしたウィードぶち抜きミノーと芦際のワームが好調、天候にも恵まれ良いリハビリ、楽しい釣りができました。」
(ウッドチャック:顔が写ってないですが、迫力あるこの写真を採用させてもらいました。)
そして私、H型ゼファーボートの機動力が空回り、第3位、ウッドチャック。
「ナンデヤさんとスイルさんのゴーマルが出た水域、時刻に3度ともニアミスしていながら一つも取れず残念。いつもナンデヤさんとすれ違うとキロフィッシュが出るというジンクスがあったんですが今度は逆にやられちゃいましたね。わずかに残った同率優勝の可能性も消えました。最終戦は少しでも点数伸ばせるよう頑張ります。」
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