20106月 韓国釣り三昧6日間

 

7年間の韓国勤務を退任して5月1日に帰国したものの、

大型が出るという梅雨前のキョンジ竿でのヌチ(二ゴイ)釣り盛期を逃すわけに行かず、

引越荷物の荷解きも途中に、6/19()のクラブBMT(バスマスターズトーナメント)

デホ参戦を挟んで1週間の韓国舞い戻り釣行となった。

以下BMT以外は北漢江上流清平ダム下のチョッチブという船宿からのボートに乗ってのヌチ釣りのはなし。

 

6/16() Day-1 いきなり堪能・満喫

曇り一時雨。 午前追い風午後向かい風

50本、バケツ1杯。

サイズ:52,50cm 40cmUP10

 

9時過ぎ放水開始、橋上、護岸工事下流のPETボトル目印ブイの左数十mに入る。

 ダムからの追い風は最高。

 数投目で30cmクラスが。

その後1時間に10本程度の入れ食い、

ピン(寄せエサ近くにハリスを固定するためのピンの付いた錘を使った一種の置き竿釣り)に大型が多く来る。

平日のせいか橋から上は誰も居らず、見渡す限りの魚を独り占め状態。 

スッチム(一寸手繰っては錘をが底を擦る程度に流れに乗せて糸を出す、を繰り返して遠くまで探る釣り方)

に良い引きが、と、ピンを使った右側の置き竿にも良型の引き、昨年同様のキョンジ二刀流の再現。

左手に引きの強いほうをもち、右手は少しだけ巻いてそのまま、さらに玉網を握ってまず左の魚をGet,

玉網の中でハリを外して、今度は右の魚とダブル取り込み成功。 

 

41,38cmの良型しめしめ。

11:55に大型の強烈な引き、やり取りしているうちに放水が止まって魚が自由に動くようになり

取り込みに手間取りつつも52cmゲット。午前中4045cm4本を含め30本の好漁。

  

置き竿に使った強い硬めの竿、曲がりが胴よりちょい手前のためか

大型の引きで糸が出て行くとき反動で竿が大きくお辞儀を繰り返し、

拍子でラインが糸巻きの下側に入って軸に巻きついてしまうことがよくあった。

そのままでは次の引き込みで糸が出ずばれてしまう。 あわてて手ではずすのが何回か。 

腕で回避できるといわれたが、昼休みにミジョンさんに先調子で反動の少ない硬め竿を見繕ってもらう。

盧氏作の最高級品と親父も薦める米軍戦車のアンテナを利用したと言うもの。

30Wとちょと高いが今回の出張釣行で5日間使用するので奮発する。

 

昼休みにY名人に来韓を電話したら平日にもかかわらずすぐ行く、

3時過ぎに現地に来られる。 久しぶりの再会、といっても2ヶ月か。

午後3時同所で再開、向かい風に変わりボートが安定せず釣りにくい。

陽光が射すと遠くで食うような気がした。 18時陽が山陰に入ってから52,47cmときて、

19時までに20本を追加、本日計50本、40cmUP10本、初めてバケツ1杯を釣った。

 

アンテナ名竿は52cmでも10分程度であがる。 軸の材質何なんだろうか? 特殊樹脂?

名人は橋上一寸の右岸、橋下対岸より、と攻めたが数は沢山出たが中小型だったと。

夜はY名人の振舞いで宿の両親、末っ子と加平でカンジャンケジャン。

清平新駅前モーテル泊(35W)。 夜、蛙の大合唱。朝見たら真横は田んぼだった。

 

6/17() Day-2  またバケツ1

曇り~晴

 昨日と同じポイントへ。

9:30-11:30で型は悪くないが12本と低調。 流れはやや強く、ソルマン(コマセを詰める網)からの

サシやゴマ粕の出が早すぎると思い、目の細かい渓流用の細長い筒形の中型網に変更すると、

確かにコマセの出は抑制できるが、十分寄せているか不安になる。 でも中大型がポツリポツリ来たり、

背びれにスレでかかったりで寄ってはいる。 

網をゆすったり、隣の置き竿を動かしたり、の時に寄っている魚がエサを加えて逃げる

(ハリ掛かりする)様な気がする。

 

昼飯は鯖塩定食風。

午後は同所で数釣るようスッチムを楽しむが流れが弱くなったのでそのまま左岸よりの流心に移動、

 やや深く、よく釣れる。

 

18:30また急流になったが親父が来て後30分楽しめと元の場所近くに移動、

ここで今日の最大型50cmが来て納竿とする。

今日も約50本、型は昨日に及ばず何とかバケツ一杯。

 

夜は宿で主人家族6人と客3人とでメギ、ヌチ、ピラミのメウンタン。

泊まりは温泉&サウナの白岩泉3W

サッカーワールドカップの韓国―アルゼンチン戦を見て25時頃就寝。

 

6/18() Day-3  名pointを逃す。 でも60

朝霧~高曇~夕方雷雨

実は今年、大型の釣れる名ポイントが出来て奪い合い状態、とのこと。 

厳密には舟1杯しか入れず、朝一番で誰かが入ってしまう。 

私の今回と来韓目標が60cmUP、と知ってる姐さんから、

“今日は朝7時に来て60cm狙ってあそこに入りなさい”と言われその通りに早起き。

7時に来てもダム放水はまだ。 ポイントは朝霧の中。 

 

  今か出発準備は完了。

今かと待ってるうちに8時頃放水開始のアナウンス、でも親父は流れ具合を見るんだといって出船しない。

そのうち親父どこかにいってしまいその間に隣の船宿の奴がポイントに入ってしまった。 

何だ折角早起きしたのに!

仕方なくまた橋上ダム下のいつものところへ。今日はユンさんという品の良い老夫婦と隣舟。

この釣は20年といい、夫人のほうが上手なんだというが、見てるとほんとに奥さんのほうが数も型もいい。

型物が来れば御年に似合わず、気位高い貴婦人の仮面をすてて声を出して楽しんでいる。

そのうち50cm前後を上げる。 竿には手元から糸巻き下までしっかり滑り止めのゴムを巻き、

両手でただガンガン巻く。あっという間に旦那の玉網に納まってしまった。

 

“魚はラインの先に居るのが女であれば男のより先に食ってくるのだ”、

という開高健の説を信じている私は矢張り、と観察を続ける。 私も今日は順調。 

ピンにガツンと来ていきなり左90度ユンさんの舟の方へ強力に直線状に走る奴をため切れずにバラス。 

2号の糸もしっかり縛った管付ハリにも問題なく、魚のほうが切れてしまったようだ。 

流れに逆らって横や上流に走る奴は間違いなくデカイ。 

そのうちまた大型の引き、慎重にあげての51cm

気の強そうな夫人はアタシのと同じ位ね、と。見た目は私が勝っているんだけどな。

私は今日もコマセ網は中型筒状。 でも型物は寄っている。 午前で軽く40本強、

 

奥さんに仕掛けをいじったり、玉網で取り込んだり、かいがいしくサービスしていたユンさん、

昼前に夫人が先に上陸したとたん、“釣りは一人がいいです、

カミさんの面倒見で忙しくてね、自分の釣ができないよ”と万国共通のご意見。 

そして“昔はカミサンに隠れて釣りに来たもんです”と。

 

今日の昼飯はビビンバ。 その後放水待ちの間ビール片手にK名人に教えを乞う。

ソルマンは大きいのに目一杯コマセ詰めて、2時間は上げ下げしないという。

小型は大きいのが来ると逃げるので、アタリが遠くなった時がチャンス。 

コマセ網からサシがこぼれてくるのを待ってる状態にしておいて食わせる、という。 

得心。 ピンのハリスは網に掛からぬようヒトヒロ程度に, etc etc

 

午後は14時頃から空模様が怪しくなり、15時雷雨をきっかけに撤収、

明日のBMTのためソウルのセミプロ亭に向かう。

本日は約60,Max51cm、 40cmUP3本またバケツ1杯! 

夜はマポでセミプロに案内して貰って久しぶりのデジカルビ、

フローターとタックル準備に小一時間かけて爆睡へ。

 

6/19() Day-4  BMT(バスマスターストーナメント) デホ 意外の2

帰任前後の引越し作業などで腰を痛め、土手を越えてのフローター上げ下ろしは無理、

もぐり、セミプロの力を借りてのジイサン釣り。 

朝方同士討ちのルアーが飛んでこなければいいが、といった凄い霧。 

初めてではないが、うっすらした太陽と道路の車の音で方向をつかむしかない。 

絶好のTOP日和だが思うように出てこない。

昼飯の食堂では馴染の姐さんがいつ韓国へ来たの、と歓迎してくれる。

あとはBMT釣行記参照願います。  

 

帰京後セミプロ亭にて日本―オランダ戦を観戦。 負けはしたものの内容は素人の私が見ても互角!

 

6/20() Day-5  KB3人連れ (クラブHP釣行記tochan氏参照)

なんとTochanさんがBMT翌日にもかかわらず仁川から車でナンデヤさんと私をPickupして

清平に行くという願ってもない話。 ソウルから1時間もせずに8時現地着。

日曜のためか10時放水とは言うが既に名ポイントは無論橋上の定番Pointも先客あり、

我ら3人は宿対面対岸よりの澪スジに上からナンデヤ、tochan、私と入る。

流れが弱く、場所もよくないのか午前は12本のみ。

 

午後は橋上に移動するもあたりが遠い。

微調整移動しようかと思っている矢先に置き竿にガツンと来て10分もしないうちに大型取り込み成功、

矢張り名竿は使いやすい。 で、これが私の自己最大記録の57cm!。 

この後もあたりは遠く、下流へ移動したら流れ強すぎ、

小一時間でY,K名人の居る宿前に移動するも不発、今日は30本くらいか。 Max57cm

 

夜はK名人の振る舞いで宿でカルビクイ。 Y名人のほかにも常連2名、K名人の夫人、

宿の家族も加えての宴会。 半分も判らぬ会話に懸命に参加。 Tochanさん運転で飲めないのが気の毒。 

さて、親しくなったK名人が私に明日最終日なら必ず60cmUPを釣らせるから7時に来いと言ってくれる。

K名人はキョンジ歴38年、ソウルで自営業の傍らここ清平には毎日のように来ていて、

Y名人も“私の先生”、というほどの人。 ありがたく指導を受けることにし、私はすぐ近くの白岩泉で沈没。

 

6/21() Day-6  K名人に弟子入り

7時、白岩泉カウンターに、昨年会ったバスプロの社長がいた。

今年は水産庁の内水面生態調査を依頼されて、釣禁の場所でも何でも、

朝から晩まで研究者のために魚釣り。

釣った魚は大小種類を問わずキャッチして研究者に渡すルールなので、

入れ食いでもサイズを選べない、一日200-250匹が限度だった、といううらやましい話。

今度来るときは電話くれ、ビール一杯やろうや、とご挨拶。

 

さて、7時宿着、K名人は夕べソウルに帰ってまた6時には家を出てきたと。

放水はまだだがとにかくそのPointに入るべく舟を出す。 そこは船宿前の馬の背の澪スジ側20m程度、

そこだけがチョイ深で魚、特に大型が上下する通り道であるからたいてい60cmUPが来る、由。 

ただ今日は南の向かい風が強く、舟の位置が定まらず釣りにくい。

それでも流れは錘大1個プラスα程度で釣りやすそうだ。

K名人は数m左に止めてしっかり私を指導の体勢。 

 

願ってもない名人の技の教えを乞い、盗む機会である。 まずはソルマン、

今回私の実績ある中型筒状あるいは大型網2重、をやめて先生スタイルの大型網一重に

目一杯コマセを詰めての投入。すぐにピン付錘にハリスをかませて、置き竿を右の竿置き穴にセット。 

左には初日午後に買って今まで好調の盧氏作タンクアンテナトップの名竿をスッチム用にすべくまずは

竿穴に挿しておく。その仕掛けを解くまもなく、一発で右のピンにアタリ、魚が乗って、

いつものように舟の左側で取り込むべく左の竿を越えるようにラインを誘導したところが、

魚がチョイと跳ねて、その弾みでラインが名竿糸巻きの下に入り、

反動で跳ね上がって竿が空中に飛び上がる。 

 

M先の流れの中に沈んでいくのをどうすることも出来ず見守るだけ。 ガックリ!。

気分を取り直し、名人監督の下、釣り続ける。食いの渋い日だがさすが名pointで中型前後、

ボツボツ数は出るが60cmUPはこない。 名人は昼寝状態。 

 

やがて粘る私に51cmが来る。 (5215,5212

で、昼飯、60cmUPに備えてロストの代わりに硬めの竿を買う。 

夕べナンデヤ氏が買いかけたがフェラーリクラスの漆黒名竿に乗り換えた品。

13時過ぎ再開、午後2時頃がこのポイントは大型タイムなんだ、

水温が上がった頃にこの下の通り道を大型が上っていくんだから、と名人。 

期待しているうちに大型、でも51cm。そのうち14時過ぎに流れが止まって一旦岡上がり。

 

昼寝するでもなくボッとしてると、K名人が自分のボートの置き竿が変だ、大型かも、と。

親父の舟で見に行く。 が、確かに大型だったがコマセの紐に巻かれてばらした、と戻ってくる。

まだ流れず、宿のイスで涼みながら名人から指導講評を頂く。

午前中に受けた釣り方については概ねヨロシイ。 が、取り込みのときココとココに留意せよと。 

そんな話をしてると川から目を離さない名人が、ロストの竿、回収かもよ、と体を起こす。 え、何で?

見ると親父がボートに黄色のボンベを背負ったダイバーを乗せて上流から降りて来るではないか。

あの辺、この辺、と23回潜って回収に成功したようだ。 

 

竿片手に戻ってきた親父が、あまりにも惜しい竿なので特別に頼んだ、

潜水夫を頼むと普通20W位はするのだが、

特別に負けてもらったので謝礼として○○W、今彼に渡すから、と。

タンクトップの素材で調子も上々、一品ものでいくら金を出しても同じものは買えないだけに回収の嬉しさは一入。 

 よくやってくれたな。

17時頃放流開始で再再開も結局60cmUPは来てくれず、計40数本 51cmx2, 40upは他に1本。

今日は風が逆で釣りにくくこれでも今日の出漁者中No1だと言ってくれる。

所用でソウルに帰るK名人にお礼を言って、宿の家族とダム脇のククス屋で夕食。

そこで判った回収の真相!

14時頃、ダム下に居た別の船宿のボートのアンカーが底にハマって身動きできなくなった。

その宿がダム発電所に電話して放水を止めてもらい、潜水夫を呼んでアンカーを外した。

それを知った親父がついでに、と下流まで来てもらった。

ダム放水再開前で流れがなかったので底のキョンジを発見できた。

竿を川に流す客は結構居るがこのような回収をするのは例外中の例外で、今後とも原則応じない。

といったところらしい。 

さすがこの国、放水中断するダムは太っ腹。 日本ならロープ切って帰りなさい、といわれるのがオチだろうな。 

これがなかったら私の竿は回収できなかったわけで偶然と好意の賜物、大事にしなくちゃ。

 

明日は朝の電車でソウル行き、夕方の飛行機で帰国するため、清平駅前モーテルに再び投宿。

今回の釣り三昧旅行で世話になった人々に感謝しつつビールで乾杯、やっぱり疲れた。

 

 

次はいつかな。

 

(おしまい)

 

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